古市研究室 新着情報
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2022年6月22日(水)の5時限目,日本大学文理学部の出身でプロのeスポーツキャスタとして活躍中のトンピ?先生(福岡智洋氏)が生産工学部で「eスポーツの概要と動向・eスポーツにおける実況の重要性」というタイトルで,日本大学大学院生産工学研究科数理情報工学専攻の特別講義として講義をされました.本講義は対面型とオンラインのハイブリッドで実施し,対面型への参加者は60名,オンラインでの参加者は37名と,生産工学部におけるeスポーツへの関心の高さが伺えた特別講義でした.

講義の前半では,eスポーツの歴史を諸外国と我が国の双方について説明されました.学生達が大学の教室や体育館等にPCを持ち込んで始めたLANパーティや,ゲームセンターでのゲーム大会にeスポーツの起源があり,PCゲームよりもコンソール型ゲーム機器の方が普及していた点が,我が国では諸外国よりもeスポーツが盛り上がるのが遅れた原因であった点等,わかりやすく説明していただきました.個人的にとても興味深かったのは, League of Legends (LoL)の開発元である Riot Games社を創業したのは,ゲームで学位を取得できることで有名な南カリフォルニア大学の出身だというのを知れた点でした.ちなみに,数理情報工学科ではゲームで博士(工学)を取得できるので,同様の開発者が今後うちから生まれて欲しいものです.

講義の中盤では,eスポーツを産業としてとらえ,学生達にわかりやすいようにeスポーツ関連の仕事を職種を含めて関連する企業群を(1)ゲームデベロッパ,(2)ゲームパブリッシャ,(3)ゲーム運営者の3つに分けて詳しく紹介していただきました.また,eスポーツのプレイを趣味とする学生が就活に臨む際の秘訣についても,教えていただきました.キーワードとしては,(A)ロジカルシンキング力,(B)コミュニケーション能力,(C)チームワーク力の3つが,eスポーツのプレイを通して得られる(社会人に求められる)チカラである旨,わかりやすく説明していただきました.

一方,eスポーツにより身につかないチカラについても,2つ教えていただきました.(あ)対人コミュニケーション力と(い)スケジュール管理能力とのことでしたが,この2つのチカラが身につくような「シリアスゲーム型eスポーツ用ゲーム」をデザインすれば良いのだなと,とても良いヒントをいただいた気分です

後半では質疑応答を行い,参加者の皆さんからあらかじめいただいた質問に加えて,会場内からの質問にも的確にわかりやすく答えていただき,最後は全員で集合写真を撮って特別講義は終了しました.

特別講義終了後はeスポーツスタジオに移動し,近々に起業を考えている複数の学生達との懇談を楽しんだ他,eスポーツサークルでも本日の講義で学んだ今後発展が期待されるeスポーツ関連事業についてアイデア出しを行い,起業を目指そうと話し合って散会となりました.

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